- 禄剛崎灯台(ろっこうさきとうだい・石川県珠洲市)-
能登半島の先端、珠洲市狼煙(のろし)町の岬にそびえる「禄剛崎灯台」は、明治16年(1883年)に建てられた歴史ある灯台です。海に昇る朝日と沈む夕日が見られる景勝地としても多くの人々に親しまれてきました。2024年の能登半島地震により長年海を照らしてきたフレネルレンズが破損しましたが、新たにLEDレンズが灯り、再び沖を行く船乗りたちを導いています。今も修理の足場に包まれるその姿は、再生への歩みを象徴し、復興へと向かう人々の未来を力強く照らしています。