No.13/2025年10月号

能登、イノベーションの息吹

2024年に発生した能登半島地震、そして奥能登豪雨。
石川県能登地方では、今なお復旧の途上にある地域も少なくありません。
しかし、能登では人々の挑戦と連携によって新しい価値を生み出そうとする動きが広がり、これまでにない“これからの能登”を形づくろうとしています。本特集では、そうした挑戦の現場に光をあて、能登の息吹から日本の地域社会の再生のヒントを探ります。

Carbon No.13
Carbon No.13 Cover Story
- 禄剛崎灯台(ろっこうさきとうだい・石川県珠洲市)-

能登半島の先端、珠洲市狼煙(のろし)町の岬にそびえる「禄剛崎灯台」は、明治16年(1883年)に建てられた歴史ある灯台です。海に昇る朝日と沈む夕日が見られる景勝地としても多くの人々に親しまれてきました。2024年の能登半島地震により長年海を照らしてきたフレネルレンズが破損しましたが、新たにLEDレンズが灯り、再び沖を行く船乗りたちを導いています。今も修理の足場に包まれるその姿は、再生への歩みを象徴し、復興へと向かう人々の未来を力強く照らしています。

CONTENTS

#能登半島地震 #地域課題 #防災テック #関係人口 #レジリエント #復興支援 
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