No.7/2023年2月号

デジタル時代の不易流行変容する伝統

不易を知らざれば基(もとゐ)立ちがたく、流行を知らざれば風(ふう)新たならず。
「不易流行」とは、松尾芭蕉が『おくのほそ道』の旅をしながら会得した概念だといわれています。
「不易」は、いくら世の中が変わっても変わらないもの、変えてはいけないもの、「流行」とは世の中の変化とともに変わっていくものという意味です。
企業経営においても、独自の理念・哲学や技術など時代の変化に対する超越性と、世の変化に先駆けて仕掛ける革新性、その両面が必要です。
今回の特集では、日本の伝統産業や伝統文化に焦点を当て、時流を掴みながら不変と変化のバランスを図り、変革に挑む取り組みを紹介します。
時代の変化が激しい今、我々が身に付けるべき順応力が見えてくるはずです。

Carbon No.7
Carbon No.7 Cover Story
- サイバー和菓子 -

気象データを基に作られる「サイバー和菓子」。和菓子は四季折々の自然を表現する伝統的な食文化。古くは崇拝の対象ともされていた自然現象は、テクノロジーが発展し原理が説明されようとも、新たな視点やスケールで私たちの心をとらえ続けます。変遷する今を生きる私たちにとっての新しい取り組みは、未来の人々の伝統として受け継がれて行くのかもしれません。
画像協力:OPEN MEALS

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